SAPPOLA

ポラロイドSX-70で写す、札幌写真日記。

使用済み現像液の廃液処理について

SAPPOLAは、ポラロイドSX-70ハッセルブラッド500c/mとともにお送りする日常趣味写真日記です。 北の街札幌を舞台に、ゆっくりのんびりをモットーにお送りいたします。

今回は現像液の廃液処理とGHS分類について...

こちらの現像液、Cinestill DF96を購入しまして早や2ヶ月...

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封を開けてから2ヶ月となり、使用期限を迎えました。

ここで問題になってくるのが現像液の廃液処理であります。

 

8月上旬、

ご縁あって北海道在住の写真家さんに現像各種液の廃液処理方法について教えて頂いたので、こちらに書かせて頂きます。

 

当初、私はモノクロ現像に限り、水に薄めて下水に流し処理するという、

従来の処理方法を考えていました。(銀を分離)

ところが、現像廃液は産業廃棄物にあたる為、

この処理方法では違法となる事を教えて頂きました。

 

また、廃液処理方法についても調べて下さり、

産業廃棄物処理業者に問い合わせし、

個人事業主という形で処理業者マニフェストを交わすことにより、廃液は安心安全に処理して頂けるという、

廃液処理までの過程をすべて教えて下さいました。

また、処理業者との交渉の際は、

安全データシート(英語では Safety Data Sheet)を提出すると、

事の進みが違うとのこと。

 

私の使っている現像液、Cinestill DF96の安全データシートはこんな感じです。

https://cdn.shopify.com/s/files/1/0339/5113/files/10209_CINESTILL_DF96_MONOBATH_RTU_5.14.18.pdf?12527552589413978883

現像液各種には安全データシートがありますので、

購入される前に必ず見ておくと良いでしょう。

※上記の産業廃棄物及び産業廃棄物管理表のリンクは札幌市のものを貼り付けております。

※安全データシートにつきましては、

「各種現像関連液名 安全データシート」と検索すると情報を閲覧できるかと思います。

 

さらにもう一つ、GHS分類について教えて下さったことを...

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矢印下の赤丸内にご注目!

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!マークと人体マーク。

上の安全データシートにもこの様な絵表示があり、

これはこの現像液の注意すべきところを示した絵表示です。

 

!マークの意味は、
急性毒性、皮膚刺激性、眼刺激性、皮膚感作性、気道刺激性、麻酔作
用の健康有害性があるものを表してます。


人体マークの意味は、

呼吸器感作性、生殖細胞変異原性、発がん性、生殖毒性、特定標的臓
器/全身毒性(単回または反復ばく露)、吸引性呼吸器有害性を表し
ており、短期または長期に飲んだり、触れたり、吸ったりしたときに
健康障害を引き起こす場合があり、
この製品を使用する時に、飲食や喫煙をしないこと。
取扱い後はよく手を洗うこと。
粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーなどを吸入しないこと。
推奨された個人用保護具を着用すること。

といった感じで、他にも様々な絵表示があります。

 

詳しくはこちら、

国立医薬品食品衛生研究所、経産省のpdfファイルをご覧下さい。

https://www.nihs.go.jp/mhlw/chemical/doku/GHSmanual.pdf

http://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/files/GHSpamphlet201606.pdf

 

得意げに書いておりますが、

この様な絵表示がある事は、ご指摘を頂くまで気にも留まりませんでした...

  

本当は現像に関する情報交換という名目でご連絡頂きましたが、

情報を貰ってばかりとなってしまいました。

情報を下さいました事、改めて御礼申し上げます。

 

・・・

  

上記の頂いた情報を元に、

後日、処理業者さんに電話を掛けて聞いてみると、

教えて頂いたとおり、個人事業主としての処理なら可能と返事を頂き、

個人事業主としての証明などは不要とのことでした。

この処理業者さんでは1リットル当たり100円、

それに初回登録料、処理手数料などお金は掛かりますが、

安心安全に処理して頂けるとの返事を頂きました。

 

その処理業者さんの話では学校やサークルなどとも取引しており、

写真サークルなどに属せば処理費用を抑えることも可能かもとアドバイスをくれました。

 

注意すべき点は、各業者さんにより判断基準が違うという事ですので、

一応、上の話は参考程度に受け取ってください。

 

・・・

 

※追記 2020/1/17

こちらの記事にコメントを頂き、

個人事業主と名乗るには開業届けを提出しなけらばならないと教えて頂きました。

個人事業主としての証明などは不要とのことでした。

と書いてありますが、誤解を招く恐れがあるとご指摘いただきました。

開業届けを提出せず個人事業主と名乗ると違法となるようです。

また、処理に関しましては、

自治体の窓口に相談するのが適切とのアドバイスも頂きました。

ご指摘を頂き誠にありがとうございました。

 

処理業者さんに引き取ってもらう際、

現像各種廃液は処理方法が異なりますので廃液分別にはお気をつけを...

みらいフィルムズさんが廃液分別を分かりやすく解説して下さっております。

 

・・・

 

一応、pH測定液でCinestill DF96を測ってみると...

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pH比は11程度という結果となり、(写真暗くてごめんなさい)

アルカリは一般的な洗剤程度であることが分かりました。

CinestillにもDF96の廃液処理方法について聞いてみると、

フィルムには有害な銀が含まれており、

現像液に溶け出した銀を適切に処理するには業者に相談して下さいとの事でした。

DF96のpH比は一般的なアルカリ洗剤程度であるものの、

使用後の現像液には銀が含まれているので、

銀汚染液を下水に流すのは危険であるというわけですね...( ゚_゚ )

現像各種廃液の処理方法には、銀を分離して流す方法もありますが、

銀を分離すれば現像液を流しても違法にはならないのかな?

そこのところがハッキリ分からないので、なんとも言えませんが、

餅は餅屋ということで、業者さんにお頼みするのが最善策なのでしょう。

 

・・・

 

私自身、

廃液処理をどうするのかと言いますと...

 

ぶしつけながら、

いつもお世話になっている写真屋さんに廃液の引き取りは可能ですか?と、

ストレートにお聞きしました...

引き取りは行なってないので、業者を紹介してあげるという事で、

上記の処理業者さんを紹介して頂きましたが、

その後、処理業者さんの話を踏まえ、しつこくも、

再び写真屋さんに相談しに行きました...

業者さんの提示された、初回登録料、処理手数料をお伝えしたところ、

大変驚かれ、それならば引き取ってあげると仰って頂けました!

 

ヤッターーー!!

ウォォーー!!w(゚o゚)w

 

Cinestill DF96の使用であれば1年で3リットル程なので、(私の場合)

写真屋さんの負担も少なく済むのではと思います。

本当に感謝感謝でございます!

これで安心してフィルム写真を楽しめます。m(_ _)m

 

・・・

 

昨今のフィルムカメラブームにより、

自家現像までやる方もいらっしゃるかと思いますが、

廃液処理の責任が付きまとう事を踏まえ、今一度お考え下さいませ。m(_ _)m

お店の現像料金が高くなるのも分かりますね...( ゚_゚ )

 

環境破壊や違法という後ろめたさを感じることなく、

健全にフィルムカメラライフを楽しみましょう!

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それでは今回はこの辺で...

最後までご覧頂きありがとうございました!m(_ _)m

 

・・・

 

120フィルムをレッドスケール化する方法を考えてみました。(^^